赤ちゃんの歯はいつ生えてくるもの?歯磨きはどうしたらいい?
産まれたときはまだ歯も全く生えていない赤ちゃん。
そんな赤ちゃんもこれから少しずつ乳歯が生えてきます。
まだまだ小さい歯、どうやってケアをしてあげたらいいか悩むところですよね。
そこで、今回は赤ちゃんの歯についてご紹介します。
あくまでも平均的なものですので、歯の生えてくる時期やスピードには個人差があります。
なかなか歯が生えてこないと言っても焦らなくても大丈夫ですので、ご安心ください。
■歯の生え始めは生後6~9ヶ月
乳歯が生え始める時期には個人差があり、中には産まれたときにすでに生えていたなんて子も。
遅くても1歳ごろまでには生え始める子が多いようです。
また、赤ちゃんの乳歯は通常下から生えてきて、全部で20本です。全ての歯が生え揃うのは2歳6ヶ月ごろと言われています。
これもまた個人差がありますので3歳半ごろまでに生え揃えば特に問題はありません。
何か気になることがあったときは、定期検診や歯科で診てもらうと良いでしょう。
■赤ちゃんの虫歯は親が原因?
よく、親が虫歯になりやすいと子供も虫歯になりやすくなると聞きます。
ただ、実はこれは間違っているのです。
産まれたばかりの赤ちゃんの口の中には、虫歯菌は存在しないのです。
お父さんやお母さんが口をつけたお箸で赤ちゃんにも食べさせたり、自分が噛んだものを赤ちゃんに食べさせたりすることで虫歯菌が移るのです。
一度でも虫歯になったことがある人は必ずこの虫歯菌を持っていると言われます。
一度赤ちゃんの口に虫歯菌が入ると、赤ちゃんも虫歯になりやすい性質になりますので赤ちゃんの虫歯のためには周りが気をつけることが大切です。
■歯が生え始めたらしっかりケアをしてあげる
乳歯が虫歯になっても生え変わるから大丈夫と思っている方もいるかもしれませんが、それは要注意です。
いくら生え変わると言っても乳歯がひどい虫歯になった場合、乳歯の下で待っている永久歯にも影響を及ぼすこともあるかもしれません。
ですので、乳歯のときからしっかりとケアをしてあげるようにしてください。
歯が生え始めたころは、湿らせたガーゼで拭いてあげれば大丈夫です。
慣れてきたら、月齢に合わせた歯ブラシを使ってみてください。
歯磨き粉は無理に使う必要はありません。
口をすすげないと口の中に溜まってしまいますので、あまり歯磨き粉を使い過ぎるのもよくないのでほどほどにしておきましょう。
■哺乳瓶では甘い飲み物を飲ませない
哺乳瓶は飲ませやすいからといっても、甘い飲み物などを哺乳瓶で飲ませるのは避けましょう。
哺乳瓶で飲むことで虫歯になりやすくなると言われています。
哺乳瓶ではあくまでミルクをあげるようにして、それ以外のものはマグカップなどで飲ませるようにしましょう。
もちろん、甘い飲み物は飲ませないにこしたことはありません。
赤ちゃんの歯のケアは生え始めたときからしっかりとケアをしてあげることは大切です。
特に、離乳食が始まってくると歯に汚れがついていることもありますので、しっかりと見てあげてくださいね。
また、小さいころから口の中を触ることに慣れさせておくと、歯磨きに対して抵抗がなくなってきますので早めに始めることをおすすめします。